未知への旅

今、自分の身体をあらためて感じてみると、とても不思議な感じがします。
セッションを受け始めた3年前とはまるで違った感じを受けるのです。
硬く固まっていた身体が少しずつ溶けてゆき、骨格そのものがもっと自然な状態へと新たに成長しているような感じです。
20回近くセッションを受けてきましたが、セッションはいつも自分の未知のスペースを味わうという新鮮な驚きに満ちています。

最初に受けた時は「重いんじゃないかな?」とか
「こんな風に呼吸するとやりにくいのかな?」とか、いろいろとマインドが騒がしく動いていました。
思いきって聞いてみると「リラックスしてくれてた方がこちらも楽なんだよ」とカタールは言ってくれました。
そのひとことで私はさらに自分にリラックスすることを許すことができるようになってゆきました。
後で気づくとこのテーマは、私自身の深いテーマでした。
周りの空気に過敏に反応し、緊張しっぱなしの自分。
頑張ろう、頑張ろうと自分をプッシュする姿勢。
そんなことに気づかされながら、1回、また1回と深いところで何かがほどけてゆくセッションです。

あまりにも毎回いろいろなことが起きるので、どのことからシェアしたらよいのか迷うのですが、最初の驚きは境界がなくなるという感触を体験したことでした。
仙骨の部分に手をあてるということをしていた時のことです。
初め、そこには手のぬくもりと存在が確かにありました。
やがて身体の表面にあった手の感触がだんだん深く入ってくるように感じていました。
それがいつのまにか消えてしまったのです。
不思議に思いセッションの後で聞いてみると、微妙な仙骨の動きに合わせて動きながらも手はずっとそこにあったとのことでした。

身体への意識が少しずつ深まってゆくと身体の痛みが増えたように感じた時期もありました。けれども、それは増えたのではなく、感じていなかった身体の痛みをちゃんと感じられるようになったということでした。
「痛み」ということへの理解も生まれました。
「痛み」は身体からのメッセージなのです。

まだまだシェアしたいことはたくさんあるのですが、長編になってしまいそうなのでまた書かせていただきたいと思います。

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